Googleは検索順位が決まる仕組みを公開していません。なのでどのような要因によってそのサイトが評価され順位がつくのか誰も知りません。
というよりも複雑にアルゴリズムが絡み合っているせいでGoogleの社員でさえ正確なSEO対策など行えないとまで言われています。(ですからSEOの専門業者のようなものに騙されないように気を付けてください)
そんなGoogleの検索アルゴリズムなのですが、おそらくアダルトサイトの評価だけは一般の健全なサイトとは異なるアルゴリズムで評価していると思います。
確かめようがないので絶対にそうですとは言えないのですが、私の中ではほぼ確定していてここ数年はそのつもりでアダルトサイトのSEO対策を行っています。
ですので今回はなぜGoogleの検索アルゴリズムはアダルトだけ異なるのかと私が考えるのかという理由をいくつか紹介します。
Googleアップデートでもアダルトサイトは影響を受けないことがある

私はアダルトサイト以外にも一般向けのサイトも作ってアフィリエイトをしています。被リンク用のペラサイトも含めたら1,000以上のサイトを持っています。
そのためGoogleのアップデートの度に様々なデータを分析しています。
検索アルゴリズムのアップデートがなされると一般向けのサイトは大半が何らかの影響を受けます。
順位が上がったり下がったりするのです。ここ数年は下がってしまうサイトのほうが多いため、アップデートの度に手直しをして順位を戻すという作業を繰り返しています。
しかしアップデートによってはアダルトサイトだけほとんど影響を受けないことがあるのです。
文章が多めのサイトも画像や動画をメインにしているサイトも順位の変動が起こるサイトはほとんどありません。ページ数の多い大規模なサイトも数ページのミニサイトもです。
一般向けのサイトのほとんどが影響を受けているアップデートでもアダルトサイトだけ不自然なほど安定している時があるのです。
このようなことになるのはアダルトジャンルのみです。他のジャンルではそこだけ影響を受けなかったというアップデートは他にありません。
(キュレーションサイトが問題になったときにYMYLジャンルのみ大きく影響を受けたことはあります)
これはアダルトサイト用のアルゴリズムだけ別になっていてアップデートがされないことがあるからではないでしょうか?
昔のSEO手法がいまだに通用する

無料ブログや自分で作ったペラサイトなどから自作の被リンクを集めるという手法はすでに有効なSEOではありません。
また文章メインのサイトに上位表示したいキーワードをバランスよく散りばめたり、画像のalt属性にキーワードを入れただけで上位表示することも不可能です。
しかしアダルトサイトではこれらの手法が今でも有効です。これだけでもGoogleの検索結果の上位に表示されます。
また今やサイトのSSL化は当然のことすぎてSEO対策でさえありません。しかしアダルト分野ではそれなりにボリュームのあるキーワードでもSSL化していないサイトが検索結果の1位に出てくることさえあります。
このようなことが起こっている理由としては参入している人のレベルが低いということもあります。
なぜ低いかというとアダルトのキーワードは誰も手をつけていないものが多いためSEO対策を頑張らなくてもアクセスが集まってしまうからです。なのでSEO対策を頑張ろうという人が少ないのです。
しかしそれらの理由を差し引いてもいまだに古い手法が有効なのは古い検索アルゴリズムを使用しているからではないでしょうか?
被リンクを張りすぎの中古ドメインがペナルティを受けていない

新たにサイトを作るときに中古ドメインを使うことが多いです。数万本の被リンクが張られている中古ドメインを取得したこともあります。
健全なサイトの場合は有名サイトとして運営されていたものでもない限りは数万本の被リンクが張られていたらGoogleからペナルティを受けていることが多いです。
実際に私が取得したものの中にもサーチコンソールの通知にペナルティの履歴が残っているものがあります。
しかしアダルトサイトとして運営されていた中古ドメインの場合には異常な数の被リンクがあってもペナルティを受けていないものがけっこうあるのです。
そしてこれらのドメインは最初からインデックスが早く上位表示もされやすいです。ギャンブル的な手法なのでおすすめはしませんがこのようなやり方がいまだに通用してしまうということです。
これも一般サイトとは異なるアルゴリズムで評価していることの証拠といえるのではないでしょうか?
なぜアダルトサイトだけ異なるアルゴリズムなのか?

Googleがアダルトサイトだけ異なるアルゴリズムを使用しているとして、その理由は何でしょうか?
それはおそらくリソースを節約するためです。
Googleの検索エンジンは様々なシステムを動かして世界中のサイトを検証し順位づけを行っています。これには膨大なリソースが必要です。
そのため無限にリアルタイムでサイトをインデックスしたり評価できるわけではありません。
2021年頃から新規サイトがインデックスされにくくなった理由もリソースを節約するためといわれています。
リソースの節約方法として大きな効果が期待できるのがアダルトサイトに割く分を減らすことです。
なぜならインターネット上にあるサイトの半分以上はアダルトサイトと言われるくらいにその量が膨大だからです。
アダルトサイトのみ精密でないアルゴリズムを回すことでリソースを節約しているのではないでしょうか?
エロいキーワードを調べる人はその結果が適当でも困らないので正確性を出す必要もありません。
病気の対処法を検索して信ぴょう性の低いサイトが上位にきたら問題ですが、エロいことを検索して中身のないサイトが出てきてもそれほど問題ではありません。
なので出来るだけ無駄なリソースを投入しないためにもアダルトだけは検索アルゴリズムが別なのではないでしょうか?
あくまでも私の個人的な意見に過ぎませんが、そう考えるとアダルトサイトの検索結果にのみ発生する不思議な事象の説明がつくのです。